【試合結果】4・15 MARVELOUS晴海客船ターミナル大会 彩羽匠vs世志琥 ディック東郷vs井坂レオ 高橋奈七永vs田中ミキ

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『~マーベラス1周年記念興行~』
日程:2017年4月15日(土)
会場:東京都・晴海客船ターミナルホール
開始:17:00
観衆:533人・満員

▼Marvelous IMPACT デビュー戦 20分1本勝負
●井坂玲大(デビュー戦)
12分11秒 クリップラー・クロスフェイス
○ディック東郷(フリー)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○雫有希
8分28秒 デスバレーボム→体固め
●TA☆KU(イーグル)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○ナイラローズ
9分39秒 エビ固めを切り返す→回転エビ固め
●永島千佳世(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○KAORU/渡辺智子
19分24秒 ヴァルキリースプラッシュ→片エビ固め
山縣優(WAVE)/●カサンドラ宮城(仙女)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●門倉凛
10分48秒 ラリアット→片エビ固め
○山下りな(OSAKA女子)

▼Marvelous デビュー戦 20分1本勝負
●田中ミキ(デビュー戦)
12分1秒 冷蔵庫爆弾→体固め
○高橋奈七永(SEAdLINNNG)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●桃野美桜
9分4秒 120%スクールボーイ
○小林香萌(フリー)

▼メインイベント 20分1本勝負
△彩羽匠
20分時間切れ引き分け
△世志琥(SEAdLINNNG)

彩羽匠と世志琥が2年ぶりの遭遇!高橋奈七永とディック東郷相手に新人二人がデビュー!長与千種が飯伏幸太にラブコール!

オープニング

 1周年記念ということで、今までを振り返る映像とともに選手入場式へ。
 選手を代表して彩羽が「本日は皆様、マーベラス1周年記念大会にご来場いただきまことにありがとうございます。ほんとに、あっという間の一年でした。でも、ここからが自分たちのスタートだと思っているので、精一杯頑張っていきます。そして本日は、デビュー戦が二本。あと、ほんとに素晴らしい選手の方々が参戦していただき、私達は本当に幸せです。選手一同精一杯頑張っていきますので皆様最後まで応援よろしくお願いします」と挨拶し、マーベラス1周年記念大会はスタート。

第1試合

 映画『破裏拳ポリマー』のPVが突然流されるが、その後マーベラスの選手達が『破裏拳ギャルズ』となり登場した特別映像が流され歓声が飛ぶ。

 長与千種が手がける初めての男子レスラー井坂レオが3年間の練習生期間を終えついにデビュー。
 両手での握手から試合は開始。ロックアップから東郷がロープに押し込みクリーンブレイク。再度ロックアップからレオがバックを取るが、東郷はリストを取って切り返す。リストの取り合いから東郷が俵返しで倒し腕固め。井坂はたまらずロープへ。

 手4つから東郷がカニばさみで倒しヘッドロック。井坂はボディにエルボーを打ち込んでいくが東郷は構わず絞り上げていく。井坂はそのまま回転しフォールも、東郷は離さず2で返す。井坂はなんとか抜け距離を取る。

 井坂はローキック連打も、東郷はスネを蹴って動きを止めると頭頂部にエルボーを落としていく。コーナーに井坂を押し込み強烈なチョップ。さらに強烈なチョップを四方のコーナーに押し込み叩き込んでいくと、顔面を踏みつけストンピング。膝立ちでエルボーを打ち込んでいった井坂に、東郷は膝蹴りからボディスラムで叩きつけてフォールも2。

 東郷はストンピングから首投げで倒しフィストドロップ。フォールも2。
 東郷はスリーパーも井坂はバックエルボー連打で逃れロープに飛ぶが、東郷はショルダータックルで迎撃し踏みつけフォール。
 東郷は場外に投げ捨てると、マットを剥がして場外ボディスラム。カウント19で井坂はギリギリリングへ。
 東郷は中央に引きずり込んでフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。

 井坂は必死にエルボーを打ち込んでいくとエルボーの打ち合いに。東郷は倒れた井坂を引き起こすが、井坂はドロップキック連発。3発目を避けた東郷だったが、井坂は東郷をロープに振りドロップキックで倒す。
 井坂はブレーンバスターを狙うが、東郷はボディにエルボーを連打し逃れるとブレーンバスターの体勢。だが井坂が逆にブレーンバスターで叩きつけフォールも2。

 井坂は東郷をコーナーでエルボー連打。対角線を走り込むが東郷がドロップキックで迎撃しフォールも2。
 東郷は顔面を踏み潰し、髪を掴んで引き起こすとナックル。再度引き起こしてナックルを叩き込むと、井坂は雄叫びを上げて立ち上がりナックルを受け切るとミドルキック連打。これで東郷が倒れると井坂はその場飛びシューティングスタープレス。フォールも1。
 井坂はコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。

 ハーフダウンの東郷に前から後ろからサッカーボールキックを打ち込んでいくが、東郷はこれをキャッチし引き倒すとクロスフェイス。これはなんとか井坂がロープに這う。
 東郷は担ぎ上げるが、着地した井坂がバックを取るも東郷は首投げから横十字固め。返した井坂をクロスフェイスで捕らえ井坂はギブアップ。

<試合後コメント>
井坂玲大
――デビュー戦を終えた感想をお願いします
「中学校を卒業して三年間練習性をやっていたのですが、ようやくプロレスラーになるという自分の夢が一つ叶いました。MARVELOUS IMPACTに入れてくださって、自分のためにMARVELOUS IMPACTを作ってくださった長与さんにも、自分を育ててくださったイーグルプロレスの吉田和則さんにも、デビュー戦を務めてくださったディック東郷選手にも感謝したいです。こんな素晴らしい舞台でデビュー戦をさせて頂き本当にありがとうございました」

――男子マットではなく女子団体を選んだ理由は、彩羽選手がいたからでしょうか
「そうですね。女子プロレスというものをあまり知らなかったのですが、初めて小山でThats女子プロレスという興行で彩羽選手を見て、こういう選手になりたいと思って入団させていただきました」

――会場からものすごい声援が飛んでいましたが、力になりましたでしょうか
「はい!ちゃんと、聞こえていました。皆さんの大きな声援があったから最後までやりきれたのだと思います

――今後、MARVELOUSの男子一号生として団体を背負う部分もあるかと思いますが、どういう選手になりたいと思っているでしょうか
「自分のことを、MARVELOUS IMPACTすごいなぁって言ってくれたら嬉しいですし、自分のことを見て、たくさんの、全国の男子がMARVELOUS IMPACTに入ってくれることが自分の夢です。MARVELOUS IMPACTは自分がもっともっと大きくしていきます」

――男性選手で目標にしている人、戦ってみたい選手はいますか
「自分はずっと新日本プロレスの内藤哲也選手が大好きで、戦ってみたいです。でも自分は軽量級で、ジュニアでやっていきたいという思いが強いので、日本の大きなジュニアの大会に出たいです」

第2試合

 TA☆KUが握手をスカし試合開始。
 改めて握手を要求したTA☆KUは、手を握った雫にガットショットからイス攻撃。さらに座り込んだ雫にイスを持たせてレッグラリアート。TA☆KUはロープに押し込みナックル連打。雫をロープに振って往復させると、カサドーラからコルバタで場外に投げケブラーダを発射。

 リングに戻り、TA☆KUが膝蹴りから首投げで倒し、PKかと思わせ直前でストップしバズソーキック。TA☆KUはボディスラムからイスをセットしイスへのブレーンバスター。
 雫は立ち上がりエルボー。エルボーの打ち合いから雫が強烈なビンタ。顔面の張り合いから雫がエルボー連打。雫はチョークスラムを狙うが、耐えたTA☆KUが膝蹴りで迎撃しロープに飛ぶが、雫は延髄斬りで迎撃しチョークスラム。

 ラリアットの相撃ちから、TA☆KUがラリアットを巻き込んで逆さ押さえ込みを狙うも、切り替えした雫にバズソーキックを狙うが雫はこれを避けスクールボーイ。2で返したTA☆KUが髪を掴むも、雫はバックキックで逃れ走り込むが、TA☆KUは膝蹴りから首投げで倒しスリーパー。これを離すとTA☆KUは顔面を蹴りつけイス攻撃。
 TA☆KUは注意したレフェリーを突き飛ばして、イスへのみちのくドライバーII。だがレフェリーはフォールをとらず。

 TA☆KUはイス攻撃から走り込むが雫はスピアーで迎撃し、ロープに飛ぶが追走してきたTA☆KUをネックハンギングから急所攻撃。痛がるTA☆KUにデスバレーボムを叩き込んでフォールも2。
 雫はチョークスラムからラリアットを叩き込んでフォールも2。雫はデスバレーボムからフォール。これで3カウント。

 これに納得しないTA☆KUはレフェリーをコーナーに押し込みエルボー連打。さらにイス攻撃を見舞うも、雫が救出しイスを叩きつけTA☆KUを追い返した。

<試合後コメント>
雫有希
――試合を終えて『男子常勝』という目標を掲げた私が負けるわけには行きませんし、負けるはずがないですし、負けないから男子常勝と言っているので。私は女子プロ界の別格路線、いや女子プロとか言ってる場合じゃなくて、社会全体の唯一の別格路線ということでやっていくので、こんなことは当たり前です」

――凶器を使うようなヒールには絶対負けないと
「そうですね。肉体的なところで私は進んでいきたいですし、逆にね、男であれだけやっっても立ち上がる打たれ弱さは女ならではの強さだと思うんで、そこに負ける訳にはいきません。女子プロレスの誇りです、これが」

――MARVELOUS一周年を迎えたことについて一言
「応援してくださるファンの方はありがたいです。でも、私は嫌いなやつもとことん嫌ってくれって感じです、ハッキリ言って、MARVELOUSから「長与さんのとこの子だから」という理由で、たったそれだけの下駄を履かせてもらって褒められて、いい気になる機はありません。全体の世界を見たいので、私は満足していません。もっと厳しい言葉を与えて下さい。それが私を成長させます。もう「雫よくなったね」「やったー!」はいりません。結構です。そんな私でも良ければついてきて下さい」

第3試合

 ナイラに背後から永島が急襲し試合開始。ナイラがコーナーに振るも、エルボーで迎撃した永島がフェイスバスター。だがナイラはエルボー連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振り走り込むが永島はその腕を巻き込みぶら下がり腕ひしぎ。
 永島はナイラの両手を踏みつけ顔面蹴り。永島はロープに振ろうとするが、耐えたナイラに走り込むもナイラはフラップジャックで迎撃。ナイラはエプロンに永島を寝かせて、後頭部に断崖式ニードロップ。リングに投げ入れフォールも2。

 ナイラはボディスラムからフォールも2。ナイラはコーナーにに登るも、永島はエルボーを連打し落とそうとするが、ナイラはダイビングショルダータックルでふっ飛ばしパワーボムの体勢。だが着地した永島がジャーマンスープレックスホールドも2。
 永島はフィッシャーマンを狙うが、ナイラはブレーンバスターでぶっこ抜く。ナイラはロープへの串刺しラリアットから再度ラリアットを叩き込んでフォールも2。
 ナイラはコーナーに登るが、正面に登った永島がナイラとともにリングに崩れて落下。再度コーナーに座らせた永島が雪崩式フランケンで叩きつけフォールも2。
 永島はダイビングフットスタンプからフォールも2。永島はニー連打からケンカキックも、避けたナイラがローリングラリアットで叩き伏せる。
 ナイラはシットダウンパワーボムで叩きつけてフォールも2。
 
 ナイラはコーナーに登りダイビングセントーンを投下も、永島はこれを避け飛びつき腕ひしぎ。ナイラはロープへ足を伸ばす。
 永島はケンカキックから投げようとするが、耐えたナイラがラリアットもこの腕を永島がキャッチ。だが逆の腕でショートレンジラリアットを叩き込んでだナイラは、起き上がりこぼし式のラリアットからシットダウンパワーボム。フォールも永島が切り返すが2。
 ナイラのミドルキックを永島がキャッチしドラゴンスクリューからフィッシャーマンスープレックスホールド。これも2。
 永島はコーナーに登るが、ナイラはこれをキャッチしパワーボムを狙うが永島はフランケン。だがそのまま回転しナイラがフォールし3カウント。 

 試合後、長与千種から永島千佳世のデビュー記念日を祝い花束が贈呈された。

永島「ホントだったら勝って発表したかったことですが、私5月にメキシコに行って試合をしてきます。今日で、22年、プロレス生活なりましたが、まだまだ年齢、何年たっても関係なく私はこれからも自分の信じた道を突き進んでいきたいと思います。あーでも悔しい!ナイラ、サンキュー」

第4試合

 先発はカサンドラとKAORU。カサンドラはヘドバンでKAORUを挑発するが、これに渡辺も呼応。山縣もヘドバンを始めると、KAORUもヘドバン。だが3人は無視して自軍コーナーに戻り、KAORUが一人でヘドバンを続ける。気づいたKAORUが半泣きになり自軍コーナーに戻ろうとするが、カサンドラが後ろから蹴りつけそのまま場外乱闘へ。

 リングに戻ると、KAORUと渡辺がカサンドラをロープにくくりつけ顔面を踏みつける。さらに次々背中にランニングニーからダブルのブレーンバスター。渡辺がキャメルクラッチで捕らえ、KAORUが低空ドロップキックを顔面に叩き込む。フォールも2。

 カサンドラはコーナーに振って串刺しエルボーからブルドッキングヘッドロック。さらに顔面を蹴りつけフォールも2。カサンドラは山縣にタッチ。

 山縣はナックルも、KAORUはトーキックから下から顔面を蹴り上げる。だが山縣は強烈なチョップを叩き込み、これにKAORUはチョップを打ち込むが弱々しい。山縣はお手本とばかりに強烈なチョップを叩き込んで、KAORUは腕をぐるぐる回してチョップも自分の手にダメージがある様子。山縣は後ろ手に組んでKAORUのチョップを受けていくが、KAORUは耐えられず渡辺にタッチ。

 山縣は渡辺に強烈なチョップを打ち込んでいきコーナーに押し込むが、渡辺はコーナーに振って走り込んできた山縣にブルドッキングヘッドロック。耐えた山縣にセカンドロープからのエルボードロップを投下しフォールも2。渡辺はスリーパーからボディにハンマー。ロープに飛ぶが山縣はドロップキックで迎撃しカサンドラにタッチ。

 カサンドラはストンピング連打も、立ち上がった渡辺がラリアットでなぎ倒しブレーンバスター。渡辺はKAORUにタッチ。
 カサンドラはコーナーに振って走りこむが、ビッグブーツで迎撃したKAORUが再度ビッグブーツを叩き込んでフォールも2。
 KAORUは机の破片で殴り掛かるがバックを取ったカサンドラに机の破片を叩き込んで、改めて殴って机の破片へのブレーンバスター。フォールもこれはノーカウント。

 カサンドラが四方からのドロップキックを叩き込んでミサイルキック。フォールも2。
 KAORUは膝蹴り連打から前方回転エビ固め。フォールも2。KAORUは渡辺にタッチ。、
 渡辺はドロップキックで倒し走り込むが、カサンドラはバックドロップからストンピング連打。ロップに飛ぶが渡辺が追走ラリアットから走り込むも、カサンドラはビッグブーツで迎撃しバックフリップ。フォールも2。カサンドラは山縣にタッチ。

 山縣は串刺し攻撃も、渡辺は避けて串刺し攻撃。山縣は避けてスワンダイブも、渡辺は避けてフェイスバスター。だがカサンドラが蹴りつけダブル攻撃を狙うも、渡辺は二人まとめてクロスボディアタック。カサンドラをラリアットでなぎ倒すと山縣にもラリアットを狙うが、山縣は延髄斬りも渡辺は避けて走り込む。だが山縣はバッククラッカーで迎撃しロープに飛ぶが、渡辺はラリアットで迎撃しフォールも2。渡辺はKAORUにタッチ。

 渡辺はKAORUを山縣に叩きつけフォールも2。KAORUは滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。
 KAORUはコーナーに登るが、カサンドラがカットし山縣が雪崩式バックドロップ。さらにコードブレイカーからカサンドラとダブルのビッグブーツ。フォールも渡辺がカット。

 山縣はフェイスバスターからフォールも2。KAORUは顔面に低空ドロップキック。渡辺がKAORUに振ってビッグブーツを叩き込むと渡辺がラリアットで倒し、渡辺がカサンドラに、KAORUが山縣にパワースラム。フォールも2。

 渡辺が抱え上げた山縣にKAORUが飛びつき合体パワーボムからフォールも2。
 KAORUは担ごうとするも、カサンドラがミサイルキックを放つがこれが山縣に誤爆。KAORUがエクスカリバーからフォールも1。山縣はKAORUと渡辺に次々トラースキックを叩き込んで4選手はダウン。

 カサンドラがKAORUにストンピングから山形とともにダブル攻撃を狙う。だが渡辺がダブルラリアットでなぎ倒し、KAORUが肩車から渡辺がダブルインパクト。KAORUはヴァルキリースプラッシュを投下しこれで3カウント。

<試合後コメント>
KAORU&渡辺智子
――今日の試合の感想からお聞かせ下さい
渡辺「楽しかったですよね」
KAORU「楽しかったね。楽しんで怪我なく負われれば。全くその通りの試合でしたので」

――山縣選手の張り手は効きましたか?
KAORU「見ての通りで(笑)大嫌いなんですよ、張り手というかチョップ……。でも仕掛けてくるんですよねあいつは。でもこっちは百戦錬磨ですからね。こんな痛いのには泣きませんよ全然」

――最後カサンドラ宮城選手といさかいがありましたが、遺恨発生やリマッチはありますか
KAORU「あの子はねぇ。あの子と合う人っていないから」
渡辺「噛み合わなくてナンボというか(笑)」
KAORU「噛み合うほうが珍しい」
渡辺「噛み合いたくない!」
KAORU「だからね、いつもの光景!(笑)」

――山縣選手にリング上でメッセージを送られていましたが
KAORU「『いつでも来い』『また来いよ』と。なん度でも受け止めてやると。今日見たでしょ?智ちゃんのドロップキック」
渡辺「出来るんですよぉ。ちょっと高くて片足ですけど、出来るんですよ~」

――一周年を迎えたご感想を
KAORU「一周年だからって感慨はあんまりないんですよね。とりあえず通過点の一つにすぎないし、一年立った私達を見て頂きたかったってだけなので。今日デビュー戦の子もいますし、これからの私達をまた見てもらえればと思いますね」
渡辺「はい、そのとおりですね」

第5試合

 門倉は山下の手をはたき落とし試合開始。
 門倉が飛び込みドロップキック連発から投げようとするが、山下はボディスラムで叩きつけストンピング連打。山下は顔面を蹴りつけコーナーに押し込むとチョップからエルボー。さらに串刺しラリアットからフォールも2。

 山下は膝立ちの門倉にエルボー。さらに顔面を蹴りつけていく。膝立ちでエルボーをはなち抵抗する門倉を山下は容赦なくエルボーからストンピング。中央に引きずり逆エビ固めも門倉は必死にロープへ。

 山下はボディスラムで叩きつけてストンピング。門倉はエルボー連打も受けきった山下がエルボー一発で吹っ飛ばす。門倉は負けじとエルボー連打。だが山下は髪を掴んでエルボー。門倉は構わずエルボー連打も、山下はロープに振るが門倉はドロップキックで倒し投げようとする。耐えた山下が走り込むも、門倉はエルボーで迎撃するが山下はショルダータックルで倒し投げようとする。だが門倉がボディスラムで叩きつけ、再度ボディスラム。フォールも2。

 山下がバックをとるが、着地した門倉がドロップキックからフォールも2。山下は下から蹴り上げロープにもたれさせると後頭部にランニングニー。フォールも2。
 山下はボディスラムからコーナーに登りダイビングエルボードロップ。フォールも2。
 山下はトラースキックを叩き込んでフォールも2。山下は投げようとするが門倉がDDTで切り返し串刺しドロップキック。更に走り込んできた山下にコルバタから串刺しドロップキックを叩き込み、再度ドロップキック。フォールも2。
 門倉はコーナーに登るが、山下が正面に登りエルボー連打。門倉もエルボー連打で落とそうとするが、山下はエルボー連打から雪崩式ブレーンバスター。膝立ちで山下がエルボー連打。門倉もエルボー連打から顔面を張り走り込むとウラカン・ラナを狙うが、山下はこれを力づくで止め逆エビ固め。
 門倉は丸め込むが2。再度丸め込むが2。再々度丸め込むが2。山下のラリアットを巻き込んで逆さ押さえ込みも2。
 門倉のラリアットを山下が巻き込んでバックドロップ3連発。山下のスライディングラリアットを門倉が丸め込むが2。山下がラリアットを叩き込んでフォールしこれで3カウント。

<試合後コメント>
門倉凛
――残念ながら敗れてしまいました
「山下選手のラリアット、ものすごく警戒していたんですけど、まさか本当にまた一発でやられると思わなくてすごく悔しいですし、悔しい反面すごく自分にとって新しい大きな目標が出来ました。それは、自分は勝ち負けも大事だと思うのですが、勝ち負けだけじゃなく、私は山下選手のラリアットを一発で返せるだけの力をつけたいと思います。ずっと山下選手の後ろを追いかけていきます。どこにでも着いていきます、私は。自分の新しい目標を今日見つけたと思ってるんで、何があっても次は絶対山下選手のラリアットを一発で返せるようにもっともっと勉強したいと思いますし、もっともっと山下選手の近くで学んで、山下選手のラリアットを研究したいと思います。……畜生、悔しいです。返せると思ったんですけどね。悔しい……記憶が……」

――旗揚げから一周年ということですが自分の中で心境の変化はありますか
「はい。大きな心境の変化は結構色々とあったんですけども、全然結果が伸び悩む中で大きな壁に正直ぶつかってもいますし、どうして行ったらいいかわからない中で、自分が一番やりたかった相手、山下選手とやれたことで、何か私の中で買われるんじゃないかなと、何か買われる予感があったんですけど、今日は大きなものを得たので、今日はそれを自分なりに出していけたらなと思います」

――WAVEのリーグ戦にも参戦が決まっていますが
「そうなんです!えっと、CATCH THE WAVEさんに出させて頂くんですけれども、そのリーグ戦、全選手と当たるということだったので、今日も当たった山下りな選手もその中にいますので、今日の試合も踏まえて、次当たるときに向けて対策ができたらなと思いますし、大畠選手も前回当たらせていただいたこともあって、初めての選手もいるんですけど、そこで学べることも多いと思います。全部盗んで自分のリングに持ってきたいなと思います」

第6試合

 しっかりと握手し試合開始。ロックアップから奈七永がロープに押し込みクリーンブレイク。再度ロックアップから田中がロープに押し込むとエルボー。リストの取り合いからヘッドロックの応酬。奈七永が絞り上げるとショルダータックルで倒しギロチンドロップ。フォールも2。
 奈七永はボディスラムで叩きつけストンピング。首投げからフェイスロックで捕らえサーフボードストレッチ。門倉はこれを抜けるとアキレス腱固めを狙うがお互い切り替えしあい奈七永が逆エビ固め。田中はなんとかロープへ。

 奈七永がエルボーで吹っ飛ばすと、田中もエルボー連打で返していくが奈七永がエルボーで倒しストンピング。ロープに振り奈七永がショルダータックルも、受けきった田中が四方からのショルダータックルを打ち込んでいくが奈七永はショルダータックルで迎撃。
 奈七永はコーナーに振ると串刺しボディスプラッシュからフォールも2。

 奈七永はリバースインディアンデスロックを極めスリーパー。これを離すとコーナーに叩きつけてエルボーから強烈なチョップ。奈七永はマシンガンチョップからショートレンジ串刺しラリアット。座り込む田中の髪を掴んで起こすと、田中が逆コーナーに振り串刺しドロップキック連発。さらにドロップキックを叩き込んで倒すとフォールも2。再度フォールも2。
 田中は投げようとするが、耐えた奈七永が膝蹴り連発から顔面にも膝。田中はエルボー連打も奈七永は「そんなもんか!」とエルボーで倒す。田中は立ち上がりエルボー連打も「倒れないぞ!」と奈七永はエルボーで倒す。
 雄叫びを上げて田中はエルボー連打から投げようとするが、奈七永はボディスラムで叩きつけて再度投げようとするが田中は首固め。返されるとマウントエルボー。奈七永は「ナメんなお前」と体勢を切り返しマウントエルボーも、田中は負けじと回転しマウントエルボーからボディスラム。フォールも2。再度フォールも1。
 奈七永はサイドバスターで叩きつけてフォールも2。奈七永はブレーンバスターからフォールも2。奈七永はロープに飛んでラリアットも、避けた田中が丸め込むが2。
 田中は走り込んでエルボーも、奈七永もランニングエルボーを叩き込んでフォールも2。
 奈七永は19から冷蔵庫爆弾を投下しフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>
田中未来
――デビュー戦を終えた感想をお願いします
「無事にデビュー戦を迎えることが出来て、嬉しいです。今まで何回も辛いこととか、本当にたくさんあって、諦めそうになったこともあったんですけど、ここまで頑張ってきて、良かったなって……。デビュー戦の相手もしてくださった、高橋奈七永選手にはすごく感謝しています。ここまで育ててくれた先輩方にも本当に感謝しています。また高橋奈七永選手ともっともっと強くなって、また対戦してもらいたいなって思います」(終始涙声で)

――デビュー戦は緊張しましたか?
「すごく緊張しました。もうデビュー戦の相手が高橋奈七永選手って聞いたときから本当に緊張しかしなかったです」

――今後はどういうレスラーを目指していきたいと思いますか
「元気で、パワフルで、もうどんなに辛いことがあっても、見に来た人を笑顔にして、みんなが自分の試合を見て笑ってもらえるような、そんなレスラーになりたいです!」

――MARVELOUSに入られたのは
「去年の5月です。デビューまでほぼ一年かかりましたが、長いようで短い時間だったなって思います」

――デビュー戦を迎えるにあたって先輩選手や長与さんに言われたことはありますか
「とにかく声を出して、元気よく、どんなに辛い時でも声を出して、お客さんの方にちゃんと目を向けて、とにかくとにかく声を出せと言っていただきました」

第7試合

 桃野がドロップキックも小林は避けてドロップキック。桃野は避けてドロップキック。ロープに飛ぼうとするが小林がヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒す
 小林はアームホイップで投げ捨てフォールしようとするが、桃野が足を刈ってフォールも1。小林が足を刈ってフォールも1。桃野はコルバタで投げ捨てドロップキックからコーナーに振って串刺しドロップキック。逆コーナに振ろうとするが、小林が逆に振って串刺しドロップキック。小林は顔面を踏みつけていく。

 小林はエルボーからハンマーブロー。四方ロープにくくりつけ変顔をさせると、背中にドロップキックを叩き込んでフォールも2。
 小林は逆エビ固めで捕らえるが桃野はロープへ。小林は背中にフットスタンプも、立ち上がった桃野とエルボー合戦。小林が打ち勝ちボディスラム2連発からジャベで捕らえる。

 小林はロープに振るが桃野はドロップキックを四方から叩き込んでいきフォールも2。
 桃野はロープに振るが小林もドロップキックを連発しフォールも2。
 小林は投げようとするが桃野は首固め。返されるとドロップキックから低空ドロップキック。走り込むと直前でストップし顔面へのドロップキックからボディスラムで叩きつけフォールも2。

 桃野はコーナーに登るが小林が正面から殴りつけデッドリードライブ。小林がコーナーに登ろうとするが、桃野はエルボーを叩き込んでデッドリードライブ。桃野はコーナーに登るとダイビングクロスボディアタックを投下しフォールも2。
 桃野はJKボムを狙うが、返した小林が走り込むもカサドーラ。お互い低空ドロップキックを避けあい丸め込みの応酬。桃野は走り込むとJKボムを狙うが、小林はそのまま背後に倒れフェイスバスター。フォールも2。
 小林は延髄斬りも避けた桃野がロープに飛ぶが、小林は改めて延髄斬り。小林は120%スクールボーイで3カウント。

<試合後コメント>
桃野美桜
――この一戦を終えて感想はいかがでしょうか
「一周年記念大会を無事に迎えられたことを感謝しています。自分だけの力じゃここまで来られないし、スタッフ・選手みんなが一丸となったからこそ出来た大会だと思います。でもまだ始まったばかりなので。小林選手はすごい小さいのにスゴイマッチョでパワーがある選手だなってずっと思ってたんです。自分もMARVELOUSの中で小さくて、すばしこさでは誰にも負けないと思ってて、色々対策とかねってたんですけど、やっぱり簡単には行かないと身にしみました。でも自分は女子プロレス界で一番とかはよくわからないんですけど、小さい方々の中でのスピードは一番になりたいです。だからもっと走って体力つけて、また小林選手と対戦させていただきたいです」

――MARVELOUSは二年目に突入していくわけですが、それに向けての抱負をお願いします
「まだ始まったばかりで、一年間は、わ~ってすごい早く流れていって、今日の一周年で「よし!」ってところなので、ちゃんと言うと、今からが一年目みたいな気持ちです。今は巧さんがMARVELOUSのエースと言われていますが、そこで自分を忘れないでほしいです。今は無理かもしれないけど、猛烈なスピードで追いついて、追い越して、向かっていけるような存在になりたいです」

第8試合

 かつてスターダムでともに闘っていた二人が、二年の時を経てシングルマッチ。2015年2月22日の後楽園ホール大会で彩羽匠はMARVELOUSへ移籍し、その大会のメインで世IV虎vs安川惡斗の試合が行われ世IV虎はアクシデントにより一度リングから去ることとなった。

 お互い睨み合い一歩も動かず静かな立ち上がりへ。先に動いた彩羽が握手を要求。世志琥はその手をスカす。

 ロックアップからバックの取り合い。リストの取り合いから世志琥がアイアンクロー。彩羽は腕を取って逃れると世志琥がヘッドロックで捉えグラウンドに引き込もうとするが彩羽が距離を取り睨み合う。

 手4つから世志琥が潰しアームブリーカー連発。そのままアームバーも彩羽はロープへ足を伸ばす。だが世志琥は腕を捻り上げて戻すとアームバー。逃れた彩羽がヘッドロックからショルダータックルも世志琥は受け切り倒れず。ショルダータックルの打ち合いから世志琥が追走しショルダータックルで倒す。世志琥はコーナーに叩きつけ顔面への膝蹴り連打。顔面ウォッシュから踏み潰していくがこれは反則カウント。

 世志琥は首投げからフォールも2。世志琥は足を刈って倒し首投げからスリーパー。彩羽はロープへ足を伸ばす。
 彩羽はロープに振ってパワースラム。フォールも2。
 彩羽はサッカーボールキック連発からブラジリアンキックを背中に叩き込み、エルボーもこれをはたき落とした世志琥がコンビネーションキックからサッカーボールキック。さらにセントーンも避けた彩羽がサッカーボールキック。彩羽はブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 彩羽は世志琥をロープにかけてコーナーから断崖式フットスタンプ。
 彩羽はバズソーキックからジャーマンを狙うが、世志琥はバックエルボーで逃れ走り込むも彩羽はトラースキックで迎撃。彩羽は走り込むも世志琥はニーリフトで迎撃しコーナーに振ろうとするが、逆に彩羽が振るも世志琥はダイビングラリアット。ロープにもたれかかった彩羽の顔面にロープを貫いてのケンカキックを世志琥が叩き込みフォールも2。

 彩羽はコンビネーションキックからトラースキックも、弾いた世志琥がミドルキックで倒しセントーンを投下。フォールも2。世志琥は胴絞めスリーパー。彩羽はロープへ足を伸ばす。

 世志琥は顔面を踏みつけロープに振るも、彩羽はジャンピングソバットで迎撃しフォールも2。彩羽はシャープシューターも世志琥はロープへ。
 彩羽はジャーマンを狙うが、世志琥はロープを掴みこれを耐える。背中にエルボーを叩き込んだ彩羽だったが、世志琥もエルボーを叩き込んで走り込むも、彩羽はビッグブーツからジャーマンで叩きつけてフォールも2。
 彩羽はコーナーに登りダイビングボディプレスも、世志琥は足を伸ばしてカット。彩羽はローキックを叩き込んでいき、ハイキックも避けた世志琥がエルボー。だが彩羽もハイキックを再度叩き込み、ふらついた世志琥だったがラリアットでなぎ倒し両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからエルボー合戦。世志琥がエルボー連打から髪を掴んで引き起こすとヘッドバッドからネックハンギングボム。フォールも2。
 世志琥はアティテュード・アジャストメントからフォールも2。世志琥はダイビングセントーンも、避けた彩羽がダイビングボディプレス。彩羽は再度コーナーに登るとスワントーンボムを投下しフォールも2。彩羽は担ごうとするが、世志琥はリバースし後頭部へのヘッドバッドからスライディングラリアット。フォールも2。
 世志琥はロープに振ってラリアット。フォールもここで時間切れ。

エンディング


世志琥「匠、お前強くなったな。今日、ここで、うちらの止まってた時計の針が動き出したと思ってる。だから、もう、お帰りとか懐かしいねとか、そんなんじゃなく、次は、ライバルとして試合しようぜ。ありがとう」
彩羽「世志琥さん、もう立てないです自分。プロレスのリングに、戻ってきてくれてありがとうございます。ずっと待ってました。そしてこのリングで試合出来る日もずっと待ってました。世志琥さん、大好きです。だから!だから絶対、勝ちにいきます。よろしくお願いします」

 最後は『夢見る少女じゃいられない』に乗って二人でロマンスを踊り笑顔を見せる。

 その後長与千種がリングに上がる。
長与「(涙を堪えながら)ちょっと待ってください…いいドラマでした。ほんとに、皆さんお越しいただきまして、ありがとうございました。私は一つだけ、絶対に叶えたい夢があります。今日、第1試合から8試合まで皆さんがご覧になってくださったと思います。みんな、必死で、みんな、頑張る女子レスラーです。自分たちの時代は、昭和からバブルの時代を経て、1980年台は景気のいい歳でした。ですが、大きな場所で、大きな場所で試合をすることが何度も何度もありました。何度も何度も経験させていただきました。私の夢は一つだけです。すべての団体の女子レスラーを、大きな舞台でずら~っと、並べて、熱いドラマを皆さんにお送りしたいだけです。今日参戦してくれた素敵な敵達を、うちの選手たちと素敵なドラマを繰り広げてくれました。また、今日から新たな一年が始まっていきます。まだまだ、まだまだこれからのレスラーたちもおります。そして今日新たに二名、皆様の前でプロレスラー誕生しました。勝ち負けなんかより、どれだけ頑張って立ってこれるか、それを皆さんに感じていただければデビューした選手たち、また次から頑張れると思います。皆さん、一緒に長与と一緒に、叶えてください。自分の力だけでは無理です。24時間を48時間、一週間徹夜しろって言うならクラクラしながらでもプロレスのことを考えて必ず夢を達成しようと思います。MARVELOUS1周年記念にお越しいただいてありがとうございました。これからも女子プロレス女子レスラー、そしてインパクト、何卒よろしくお願いします!ありがとうございました!」

<試合後コメント>
彩羽匠
――再び時が動き始めました
「この試合をどんだけ待ち望んでたか。もう会えないと思ってたから本気で。あの日から、もう会えないしリングでまた向き合えるとも思えなかったです。でもやっぱ今日向き合って、試合してわかったことは、世志琥さんにプロレス取っちゃダメです。それだけは、絶対に言えます!自分は、世志琥さんが大好きです。前の団体の時、スターダムの時から、世志琥さんから一本取ったことまだないです。でも、引き分けた事も無かったです。だから、この二年間で自分も成長したって事です。次試合する時は絶対に勝ちます。勝たないと意味がないです。ほんとに感謝してます。戻ってきてくれてありがとうございます」

――二年間で成長した結果、世志琥選手から「これからはライバル」という言葉もありました
「ほんとに、もう今違う団体ですし、お互い違う団体で自分の団体を背負ってやっていくつもりですので、もちろん自分も負けてられないですし、今まで負けて来たので今度勝つ時はずっと勝ち続けます」

――1周年記念興行のメインをシングルで務めるというのはプレッシャーでしたか?
「そうですね、旗揚げの時もメインだったんですけど、まあ正直、正直な所自分を出すことができず、それが自分の実力だと思っていたのでこの一年間はほんとに苦しい思いもしましたけど、今日から長与さんも最初の挨拶だったりとかリングの上に立たないとおっしゃっていたので、しっかり、もちろんプロレスラーとしても人としても団体を背負う者としても、もっと成長していかなきゃいけないので、こっから彩羽匠のスタートだと思ってます」

世志琥
「ほんと3年ぶりの彩羽匠とのシングルだったんですけど、もう試合前から、色んな思いがこみ上げて、もうそれと同時に自分はこんな、自分にこんな後輩がいてほんとに自分は幸せ者だなと思ったし、今日試合終わってやっぱり、自分は彩羽匠ともっともっと試合していきたいなとすごい思いましたね。でも今日は、あいつのあのしんみりした雰囲気にやられちまって、それが自分の弱さだと思うんですけど、まあ自分は今日のこの20分ドローっていうのも気に食わねーし、いつでもまたすぐにでも、彩羽匠とリングで向かい合えたらと思ってる。そういう奴もなかなかいないし」
(山下りなが乱入)
山下「おいおいおい」
世志琥「なんだよ」
山下「おい、私の事忘れてんじゃねーよ」
世志琥「は?」
山下「彩羽匠じゃなくて私だろ!」
世志琥「おめーおっせぇんだよやっと来たか」
山下「は?じゃあ、待っててくれたの?」
世志琥「やっと面と向かって言ってきたのかって言ってんの。おせーんだよ。いつまでうちのこと待たせんだよ」
山下「わかったよ、じゃあシングルやれよ私と」
世志琥「オメーできんのか?」
山下「できるに決まってんだろ」
世志琥「今すぐにでもできんのか?」
山下「できるよできるよ。(後ろで見ていた高橋奈七永に)おい奈七永!」
奈七永「はい」
山下「こっち来いよ」
奈七永「なんですか?」
山下「世志琥と、シングル、組め」
奈七永「なんでいきなりそんなこと言ってるの?」
山下「は?わかってんだろずっと待ってんだよ!もう時は満ちてんだよ!」
奈七永「時は満ちてる!?」
山下「満ちてるよお前!私の腹時計ずっと鳴りっぱなしだよ!」
奈七永「腹時計が鳴りっぱなし?(苦笑)」
山下「鳴りっぱなしだよ、お腹空いてんだよ私は!(世志琥の胸ぐらを掴んで)お前、食ってやるよ」
世志琥「(山下の胸ぐらを掴み返し)こっちだってな、いつでも準備はできてんだよ。オメー待ちなんだよ」
山下「お前、絶対組めよ(インタビュースペースを後にする)」
奈七永「ちゃんとご飯食べて」
世志琥「いいんすか?自分いつでも準備できてるんで。まあ高橋さんの好きなタイミングで組んでください。今日はありがとうございました~(インタビュースペースを後にする)」
奈七永「取り残された…私もいつもお腹が空いてるんで、今日田中選手っていう今日生まれた、生まれたばかりの新鮮な選手の相手をしてすごく自分自身ワクワク楽しい思いで、初心に戻ったような気持ちで試合ができましたので、あの、女子プロレスドンドン上に行けるんだなって思いました。世志琥と彩羽匠も、こんなもんじゃないと思うんですよ。やっと今日がゼロ、ゼロ地点に戻っただけ。こっから始まり、こっからスタート。マーベラス対シードリング、こういう闘いもあると思うし、いずれにしても誰にも負けない!シードリング、そして高橋奈七永、誰にも負けません!なんでここで叫んでいるのかわからないけど、よろしくお願いします!」

長与千種総括


「今日は、逆に聞きます。いかがでした皆さん」

――良かったと思います
「第1試合目から、それぞれのドラマがしっかりとあって、お客様も温かかったですね、お祝いをしてくれるような気もしましたし、時計の針を進ませるって、それはメインイベントだけじゃなくてそれぞれに実は、新しい時計の針を進ませるってことがあるので、まずメインイベントからは、やっぱり見たかったカードです。ほんとに時を、ほぼ同じ時を経てそれぞれが違う道に歩き、そして二年。二年かけて、闘った試合は、とても激しく、とても愛溢れる試合だった気がします。だからプロレスって、面白い。だからプロレスって面白い。
 そして、デビュー戦においては、高橋奈七永というレスラーを、やはり、私は瞬時に選んで大正解だったと思います。多分自分たちの新人の時、あるいはデビュー戦を彼女だったら思い出せる選手だと確信していたので、よくぞ誕生させてくれたなという気持ちでいっぱいです。高橋奈七永とディック東郷選手、さすがですね。さすがだと、自分は絶賛したいと思います。
 そして、永島千佳世もですね、22年前の今日、デビューしました。第1試合で15分1本勝負、そして3分延長を二度、20分以上の試合を彼女はやってのけました。そして、また再び自分の元に帰ってきてます。これは必然として自分は捕らえたいと思います。彼女がもっともっと暴れだすのを今年は期待したいと思います。
 ナイラローズは、いつも思うんですけど、あれだけの技術を持った人をなぜWWEが使わないのかなと、思うぐらいです。ただ彼女は、囚われるのが嫌いなので、ほんとに自由人で、プロレスが大好きで、自分がここと思った所にすかさず行く選手なので、きっと私達が彼女をもっともっと、もっともっと持ち上げて行けるような状況、環境を作ってあげようと思います。きっとアメリカに帰っても、ナイラローズ知ってるよすごいねって言われるぐらいまで持っていけたらと思います。
 あとは小林香萌選手と桃野の試合は、もっと見たいですね。もっと見たいです。あの子達はペース配分というものを知りません。走り出したら止まらない選手なので、とてもとても、どこで息が途切れるのか、そこまで見てみたいなという気持ちになります。
 そしてタッグマッチは流石に痛みの伝わる試合だったなと思います。百戦錬磨やってるやつっていうのはどんな環境に置いたとしてもプロレスを楽しむんだなというのがとてもわかりました。流石に全日本女子プロレスってううのはすごい奴らを排出していたんじゃないかなと自分はほんとに思いました。楽しそうにやってる姿を見て、ちょっと、良かったと本気で思いましたね。
 そして最後に、門倉凛。勝てません。ほんとに、プロレス界のハルウララです。勝てませんが、唯一、何故か山下りな選手に執着してます。非常に執着してます。あのラリアット一発でやられたことをずっと根に持ってます。CATCH THE WAVEの方に彼女は出場しますけども、きっとつきまとっていくんだなと思います。いつか攻略することを考えた時に、ひょっとしたら勝ちが見えて来るんじゃないかなという気もします。
 あと男子プロレスの方ですけど、今日井坂玲大が無事にデビューしましたが、どんどんですね、男子プロレスラーも募集していきますので、是非本気で自分もプロレスをやりたいという方がいらっしゃったらですね、というのを書いておいてください。あとは、1周年たったので、もう自分はリングに、今日最後皆さん1周年記念だったのでご挨拶はさせていただいたんですけど、次回からは自分がリングに立つことはマーベラスの中では無いです。マーベラスの選手たちを自分は信じてます。と同時に、大きな舞台をですね、用意できるような動きを自分はしていきたいと思います。自分の団体だけを考えてればいいんでしょうけど、自分は女子レスラーが大好きなので、でかい会場でズラッと並べたいと思う。そしてそこで繰り広げるものを自分が見たいのかもしれません。だからこれを機にですね、動いていこうと思います。しかしあの、井坂、彩羽匠に似てましたね。なんか出で立ちも似てて、そこに飯伏さんも居たら、飯伏、井坂、彩羽、全部いがつくんですよね。ほんとに。三いペアというかトリオというか、それもまた面白いと思います。飯伏さんどうですか?是非一度、マーベラスに来ていただけませんか?6人タッグマッチ、どうか自分、プロレスマニアなので、見させてくださいお願いします。三いトリオ。
 まあほんとに、プロレスって面白いですよ。プロレス面白いです。ほんとに面白い。ドラマがあった、いっぱいあった。お客様が泣いて、笑って、痛そうな顔して、叫んで、これこそプロレスの醍醐味なんじゃないかなと思います。そういう喜怒哀楽を少しでも感じていただけたんだったらば、興行としては、旗揚げ戦としては、旗揚げ1周年としては丸です。
 しかし、(田中は)冷蔵庫爆弾もらったんだよね?すごいよね。出してくれたっていう所がにくいな!いやらしいなあいつ!ただ単にこれ(身体を鍛えてる)やってるだけじゃないよ~やっぱプロレスラーだよ、すごいよ。すごい。もっともっと沢山好きな選手いっぱいいっぱいいっぱいいるんですけど、そんなにいっぱいいっぱいいっぱいできないんで、また次回。
 あー、山縣とカサンドラも意外と合う。なんであの二人があんなに合うんだろう?不思議だよね。やっぱね、組ませてみるもんだね。そうしないとプロレスってわかんないね。プロレス面白かった。プロレス面白かった。やっぱ好き。プロレス好きだな」

――映画とのコラボも含め、二年目に突入する意気込みを
「もうとにかく自分は、選手を信じてますから、あの、破裏拳やってましたけど、まさかタツノコさんのプロデュースにジョイントさせていただけるとは思ってなかったので、やっぱりそうやってでも夜に出ていかないと。沢山の人達に女子プロレスを知ってもらわなきゃいけないので、良い機会を貰えたと思っていますし、まあどうなっていくかって言ったら、この通り(ポスターを指差し)じゃないですかね?激しくないと、二年目も激しくないといけないと思います。だいたい二年目は落ち着くっていうんですけど、いやいや激しいものをどんどんどんどん追い求めていきたいと思います。
 またあの、二十日の日にうち若い子が入ってくるので、女子レスラーが入ってくるので、着々とデビュー戦を、またっていうか、伏兵も実はいて、高校卒業したらってお母さんたちも順番に言われてる人たちもいるので、選手はどんどんどんどん増えていくと思います。その中でやっぱりね、今いる選手たちがしっかり頑張ってないとそれすらもできないので」

――二十日に入ってくるのは今年高校を卒業した子?
「今年中学校を卒業した。高校決まってるのにこっち来た。男子レスラーも募集してますよろしくお願いします。いやー、メインイベント面白かったね。いやらしいねあいつら、泣かせやがってほんと腹立つな。不覚だな。泣いちゃった。それだけプロレスが好きだから泣いちゃうんだよねすぐね。あの子達も最後の顔がね、とても、なんだろうな?素の顔というか、プロレスってただ強そうな顔とか痛そうな顔とかそれだけじゃなくて、こういうドラマの後には素の顔が見える。これはもうほんとに、大間のマグロを食べたと思ってください。大間のマグロです、特上ですよ」

――旗揚げ戦が豊洲PITで1周年が晴海埠頭で、いずれもプロレスが使用された事がない会場でした
「狙ってるから。あえて。そうすると他の団体も会場が少ない中でやっぱり取り合いにならなくなる。使っていけるので、だって、自分が言ってるのは団体の事だけじゃなくて女子プロレスのビジョンを言ってるので、同じですよね。もうね、沖田来てたからね。ZERO1の沖田が来てたから、電流爆破とか考えてんだあいつ。消防法おりるかなー(笑)おりないんじゃないのかなー。まあとにかく、なんか面白い事ができたらいいよね。SEAdLINNNGさんとも良い付き合いしてるし、今度世志琥と東郷とクセのある人一人組ませて、飯伏と彩羽と井坂とってなったら面白いね。それは希望的なものだから、まあ皆さん本当にありがとうございました。アクセス悪かったと思うんですけど、アクセス悪くても大好きな人は来るんだね。場所じゃないね。わかった、また再確認させてもらったありがとう。
 以上、マーベラスですからね?まだ大仁田さんの返事はしないよ?大仁田さんの返事はしないよ、だって負けてんだもん。まだ負けてっからさ、大仁田さんからちょっと、LINEとか来てるけどさ、ちょっとね、個人的にあるじゃない?今は考えられないって時って。でもなんか知らないけど青梅決まってるし、やるのかよやらないのかよって選択で、言われてるから、それはもう青梅決まってたんでキャンセルすることできないのでちゃんとやります。でも、だって、うちも男の子一人入ったからね、男の子入ったしね、とにかく大仁田さんには夢叶えてほしいね。大仁田さんが色んな夢叶えてるんだったら自分の夢も叶えてほしいね。外でやりたいんだよね。FMWとかさ、外だったじゃん。イメージ外じゃん。電流爆破マッチって外じゃん。その夢を叶えてくれるんだったら、一騎打ちもありかなって。ほんとは大阪って言われてるけどさ、大阪もいいけど、自分は大阪好きだからいいけど、なんか、自分が見たのは外だから。だから球場でやってるのを見たのがスゲーと思ったのが最初だからさ。叶えてくれないとなと思って。アメリカ行くのほんとに?ほんとにエクスプロージョンやるの?マジ?アメリカって許可降りないんじゃないの?CZW?なんで千種の事連れてってくれないの?言っといて。CZW何回もうち絡んでるのに、ニューヨークで絡んでるのに。言っといて!以上です」

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